大迷宮『千年白夜』が存在する迷宮都市『灰色の隣人』。
数多の財宝が隠された迷宮の光に引き寄せられ冒険者が集まり、人が増えていく。
光が強くなれば、闇もまた濃くなる。
そんな混沌の街に汚れなき花の如く咲き誇る『深紅の姫騎士』アルウィン。
祖国再興のため迷宮に挑む、その高潔な精神はひと際強い輝きを放つ。
そしてアルウィンのヒモ、マシュー。
喧嘩は弱く、迷宮探索もせずアルウィンに養われ、
酒と女に溺れる日々を過ごし、『減らず口』と揶揄されるクズ。
二人には、誰も知らない秘密があった。
歪んだ関係が招くのは明るい未来か、血塗られた悲劇か。
